【読書感想】『嫌われる勇気』を読んで
こんにちは。
米津玄師さんのサブスク解禁がめちゃくちゃうれしかったねこうさです!
(ちなみに先日発売された『STRAY SHEEP』では『カナリヤ』という曲が好きです!)
大学の課題も落ち着き、自分自身も休めた気がするので今日からまたぼちぼち書いていこうと思います…!
今回はかなり前に話題になった岸見一郎さん、古賀史健さんの『嫌われる勇気』を読んだので、それについて考えたことや感じたことを文書にしていこうと思います。
従ってネタバレの可能性あり!!
…ねこうさの記事はネタバレしがちですね。
すみません。
アドラーの考え方をどうしても『嫌われる勇気』で知りたい!と思っている人はさようならです。
ではいきましょう!!
もくじ
そもそもあなたは「嫌われる勇気」を持っているか
持っていない、と答える人がほとんどではないでしょうか。
なぜなら、人に嫌われてうれしいと思う人はいない気がするからです。
かくいう私も持ち合わせていません。
むしろ私は人からどう思われているか気になってしまいます。
できれば好かれたいです。
他にも、褒められたい、認められたいと思ったことがある人もいると思います。
しかし本書にはこうありました。
アドラー心理学では、他者から承認を求めることを否定します。
『嫌われる勇気』は、心理学では超有名なアドラーの考え方を軸にして哲人と青年が対話をする形式で書かれています。
アドラーは他者からの承認を求めることを強く否定したのです。
他者の期待を満たすことは幸福にはつながらない。
他者から認められようとして生きることは自分の人生を生きていないことだと考えたそうです。
例えば、親の「○○を習いなさい」だとか「○○という学校に入りなさい」という言葉に素直に従っていたら自分のやりたいことはできませんよね。
そこで、他者にとらわれないように彼が提唱したのは「課題の分離」という考え方です。
「課題の分離」とは
「これは誰の課題なのか」という問いを常に持ち続ける、ということです。
ユダヤ教の教えには、「10人いるとしたら1人はあなたのことが嫌いで、2人はあなたのことが好き。残りの7人は何とも思ってない」というものがあるそうです。
人から嫌われたり暴言を吐かれたりすることに対して、気持ちいいと思う人はいないと思います。
きっと、嫌な思いをして、人によっては思い詰めてしまうかもしれません。
しかし、アドラーの考えに基づけばそんな思いをする必要はさらさらありません。
なぜなら、人を嫌う行為は他者の課題だからです。
嫌うか嫌わないかはその人自身が決めることであり、その他の人間がどう言おうと無駄なのです。
どんなに人気のある著名人にもアンチがいたり「私この人好きじゃない~」という人がいたりするのはそういうことです。
彼は、他者の課題に介入する必要はないと考えていました。
確かに、私たちが考えたところで他人の「嫌い」という感情が消えるわけでもないし、その感情の決定権を私たちは持っていないですからね。
だからその課題を背負うことは無駄なのです。
絶対に解決しない問題を考え続けることは、自分の首を自分で締めるようなものでしょう。
「自分を好きになる勇気」
私は、前述したユダヤ教の教えの”1人”に目が行ってしまうタイプでした。
昔から、嫌なことばかり考えてしまいます。
人に嫌われたら、自分のどこがダメなのか、何が悪いのか、もしやダメなところばかりなのではないか…と考えてしまうと思います。
自己嫌悪に陥りますよね…。
他にも、自分のネガティブな部分にばかり注目してしまう人はいると思います。
ちなみに私は自分のいいところを聞かれると困ります!(笑)
そんな人へ…。
もし、ネガティブな感情に押しつぶされてしまいそうになったら、ポジティブな部分を思い出してみてください。
自分の得意なこと、自分のいいところ、自分が「これは誰よりも秀でている!」と思えるところなどなど…。
「…あるわけないし」と思った人、同感です。
自分のいいところを自覚するのってとても難しいんですよね。
私も大の苦手です。
しかしそれでも、必ずあります。
どんな人にも、必ずあります。
自分を見つめてみてください。
それでも「…いや、ねーから」と思った人。
目を向ける勇気がないだけです。
アドラーは「目的論」を唱えた人物でもあります。
彼に言わせれば、一歩を踏み出したくないからいつまでもネガティブに浸かっているのです。
(ネガティブになってしまっているから一歩を踏み出せないのではないということです。このような考え方は「目的論」に対して「原因論」と言うそうです。)
勇気を持ってください。
殻を破ってください。
思い切って、目を向けてください。
10人のうちの2人を思い浮かべてもいいです。
彼らはきっとこう思っています。
自分嫌いのあなたのことを 愛する僕も嫌いなの?
米津玄師さんの『WOODEN DOLL』という曲の一節です。
この曲を聴いていると、いつもこの歌詞にはっとさせられます。
家族や友達、恋人など、あなたのことを好きでいてくれている人は必ずいます!
自分に自信がなくなってしまったら、彼らを思い出してください。
そして、そんな人たちのことを、どうか忘れないでいてください。
さいごに
今回は『嫌われる勇気』について書いてみました。
「課題の分離」という考え方から派生していろいろ書いてみましたが、本書には他にもたくさんの考えが詰まっています!
そして、アドラー心理学は「勇気の心理学」と言われているそうです。
読み終わると何だか自分が勇気がみなぎったような気がしました。
背筋がぴんと伸びたような、そんな感じです。
↑リンクを貼っておきます!
気になった方は是非読んでみてください!
また、米津玄師さんの「WOODEN DOLL」はこちらです!
自己肯定感爆上がりな楽曲なので、こちらも聴いてみてくださいね!
ここまで読んでくださりありがとうございました!
それではまた!
ねこうさ
Special Thanks
課題に追われてずっと読む時間が無かった私に、長い期間『嫌われる勇気』を貸しっぱなしにしてくれた友人